電力供給システムの安全性を確保

発電施設や電力供給会社において、無事故で電力を供給することは特に重要な課題です。テストーのサーモグラフィは、予防保守の一環として電力供給システムの安全性を確保し、コストのかかるシステム誤作動やダウンタイムを防ぎます。

摩耗、材料疲労による故障の多くは、電気抵抗が増加し温度の上昇が先行して起こります。サーモグラフィ(赤外線サーモグラフィ)を使ってこれらの異常を検査することで、変圧器、変電所、高架線などの高圧設備の部品の発熱状態を簡単に評価することができます。

 

 

 

設備点検プロセス最適化などのご相談はお気軽にお問合せください。

電力供給

サーモグラフィーによる点検 - スムーズな運転を確保するために

電力供給システムの熱画像
安全な距離を保ちながら分離器や遮断器の加熱を評価
電力供給システムの熱画像
変圧器、絶縁体、およびネジ接続部の非接触検査
Energie inspection ropes
材料の劣化やケーブルの破損を正確に特定

アプリケーション例一覧

高圧電線の設備管理にTesto サーモグラフィ

高圧電線の設備管理に関するアプリケーション例のご紹介です。

遠距離測定も得意なTesto サーモグラフィ

遠く離れた発電・給電システムの分析に関するアプリケーション例のご紹介です。

導入事例:エネルギーサービスプロバイダー

バーデノーヴァ ヴァルメプラス有限責任会社(badenova WÄRMEPLUS GmbH & Co. KG )の導入事例のご紹介です。

高画質で交換可能なレンズ

高解像度と手動フォーカスにより、すべての熱画像は鮮明であり、交換可能なレンズにより、遠距離からでも簡単かつ効率的にすべての異常を発見することができます。

testo 883

  •  画素320×240ピクセル (SuperResolution機能使用で640×480ピクセル)
  • 手動フォーカスと望遠レンズ
  • android/iOSのモバイル端末がアプリ 「Thermography App」 に対応

 

testo 890

  •  画素640×480ピクセル (SuperResolution機能使用1280×960ピクセル)
  • 手動フォーカスと望遠レンズ
  • 動画・インターバル記録機能(オプション)、表面湿度表示機能、場所認識機能、パノラマ画像アシスタント、JPEG保存機能
FOV calculator for Testo thermal imagers

サーモグラフィ FOV計算機

サーモグラフィカメラの適切な選定にはFOV(撮影距離における視野)が重要です。 気になる機種が撮影条件に適するか簡単に調べるツールをご用意しています。



 

testo サーモグラフィの特徴・機能紹介

使いやすい分析ソフトが付属(無料)

testo IRSoftは、熱画像を専門的に分析することができるPCソフトウェアです。IRSoftは、多彩な機能により多方面から熱画像を簡単に分析することができます。わかりやすいメニュー構造とユーザーフレンドリーな操作が特長です。

testo Thermography App

testo Thermography Appを使用すると、スマートフォンやタブレットから簡単に画像を共有することができます。

 

Hot spot function

制限値を確実に把握

ホットスポット機能は、画像内の最も熱いスポットを即座に表示します。さらに、定義された制限値を超えるポイントは、アラーム機能を使用して色で強調表示することができます。

直観的な操作

Operating the testo 883
タッチディスプレイとジョイスティックの巧みな組み合わせで作業プロセスをよりスムーズに、より効率的にします。

折りたたみディスプレイと回転式ハンドル

Fold-out display and rotatable handle
折りたたみディスプレイと回転式ハンドルにより、計測対象が手の届かない場所でも計測が容易に行えます。さらに、ハンドルを回転させることで計測対象に最適な角度を調整できます。

超望遠レンズ

Super-telephoto lens

 6.6° x 5° (超望遠レンズ)

遠くの対象物の測定に適しています(例:送電線)

サーモグラフィによる設備点検

機械設備診断

電力発電
電力発電の熱画像

発電所の機械設備の温度上昇は、応力レベルの上昇を示している可能性があります。これは、たとえば、摩擦、不完全な調整、部品劣化、または潤滑油の不足によって引き起こされます。

赤外線による測定の主な長所:機械が稼動していても非接触で安全な距離から撮影することができます。

電気設備診断

電気設備
電気の熱画像

撮影した熱画像は、システム内部での不良や接続異常などの早期発見に役立てられ、火災などによる損失の可能性を最小化します。

これにより、企業の発電ダウンタイムによる総合的なロスを回避します。