変換器: 環境計測パラメータを電流・電圧信号として出力

変換器は、従来の物理量を電気信号に変換するものです。電気信号に変換するという点で、変換器は電子測定機器ということができます。テストーの変換器には温度変換器、圧力変換器など様々なものがあり、物理量を電流や電圧のノーマルシグナル(例えば4~20 mA) に変換して出力します。

変換器導入に際しては、次のようなファクターを比較検討することが必要です。

  • 何を計測するのか?
  • 計測範囲は?
  • 統合モニタリングシステムはあるか?
  • アナログ出力(4~20 mA, 0~10 V等) はあるか
  • 精度はどれくらいか?
     

ベストセラー: testo 6681

変換器ラインアップ

温湿度変換器

差圧変換器

気体流量計

圧力下露点変換器

testo 674Xシリーズ

testo humidity transducer

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現在工業分野では変換器が多用されています。変換器は物理量の変換を可能にし、多くの時間の節約につながっています。これに加え、信号変換によって遠隔地に測定データを送りることも可能になっています。テストーの変換器にはいろいろな機種やオプションがあります。

例えば温度が重要な役割を果たし、絶えず温度の監視が必要な分野では、温度変換器が使用されます。温度を測定しその結果を電気信号に変換すれば制御が容易になります。湿度変換器についても同じことが言えます。温度計測器と湿度計測器を組み合わせた温湿度変換器もあります。2チャネルの出力が可能なら、2台の機器を持たなくても済みます。

差圧変換器には測定レンジや測定パラメータがの選択肢が多く、それ自体で一つのカテゴリーを構成しています。差圧範囲を求めたい時にこのタイプの機器を用いると非常に高いレベルで差圧の識別を行うことができます。このほか、流量の計測ができる機種もあります。特にプラントの計装装置として、工業分野では幅広く導入されています。

温度変換器、湿度変換器、差圧変換器のいずれが必要かは、利用分野によって決まってきます。1台で様々なデータが得られるユニバーサルモデルを使うこともできますが、計測値の精度の点で問題があることも少なくありません。

工業分野で広く用いられているのは、次の分野の計測を行う変換器です。

  • 圧力の計測
  • 湿度の計測
  • 温度の計測
  • 流量の計測
  • 電圧の計測
Differential pressure transmitter

Testo変換器の特長

テストーの変換器にはさまざまな機種があり、実用的な特長を備えています。例えば温度変換器の導入に際しては、長期的に安定した測定値を得られること、分解することなくセンサの調整が可能であることなどが挙げられます。また、湿度センサが内蔵されている温湿度変換器の検討も理に適っています。この場合は、温度・湿度2種類のアナログ出力が得られることになります。

差圧変換器が便利な場合もあります。計測範囲が非常に小さい値の場合、高い計測精度が必要となってきます。さらにアラームが装備されているのも機器選定に役立ちます。多くの差圧変換器には自動ゼロ点調整機能が搭されています。これにより温度に左右されることなく長期的に安定して正確な測定値が得られます。

変換器を購入するときに重要なのは次のような要件です。

  • 計測範囲
  • アラーム信号システムを組み合わせることができる
  • 計測パラメータを選択できる (例えば、温度、湿度、圧力)
Temperature/ humidity transmitter

さまざまなパラメータ設定

テストーの変換器には、様々な計測パラメータを信号出力できる機種があります。例えば、温度と湿度センサが内蔵された温湿度変換器は、相対湿度だけでなく、露点、絶対湿度、混合比、モル分率などのパラメータに対応します。

露点のパラメータを使えば、温度と湿度を監視し、アラーム信号を出力することで、結露による品質へのダメージを避けることができます。


testo transmitter Ethernet

温湿度変換器

テストーの温湿度変換器は長年にわたり、工業分野で利用されてきた機器のひとつです。たとえば、変換器により、様々な機器を製造ライン上で管理することができます。温湿度変換器は、1台で温度と湿度の2つの信号をアナログ出力することができます。本体を壁面に固定し、長期の計測に利用することもできます。

テストーの温湿度変換器は次のような多くの利点を備えています。

  • オートメ化された建物におけるサービスに利用できる
  • 高い信頼性
  • 高い精度
  • 温度変化の継続的モニタリング
     

その他の分野の変換器

温湿度変換器、圧力露点変換器以外にも、テストー は差圧や気体流量など、その他のパラメータの計測に利用できるものもあります。

また、イーサネットモジュールを使用し、1台で複数の計測パラメータを測定するもので、標準化されたインタフェースにより複数のパラメータの統合が容易にできるようになっています。既存のネットワークにつなげば非常に高速でデータを転送することもできます。充電式バッテリにより、停電時などでも読み取られたデータは失われず回復することが可能です。

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お知らせ

 

発売以来、ご愛用いただいておりました風速変換器は、2018年12月をもちまして注文受付を終了いたします。