絶対圧(Pabs)
相対圧(ゲージ圧)(Pe)
相対圧(Pe)は、計測対象の絶対圧(Pabs)と大気圧(Pamb)との差です。
『相対圧(Pe)=絶対圧(Pabs)-大気圧(Pamb)』
大気圧よりも計測対象の絶対圧が大きいときは、その圧力を正圧と呼び、大気圧よりも計測対象の絶対圧が小さい時は、これを負圧と呼びます。
大気圧(Pamb)
計測の原理
『圧力(p) = 力(F) / 面積(a)』
・液圧計
・ピストン式圧力計
・弾性圧力計
・電気圧力センサと圧力計
ピエゾ抵抗式(圧電抵抗式)圧力センサです。テストーの差圧計は、ピエゾ抵抗式圧力センサを利用した、電気式圧力計です。ピエゾ抵抗式圧力センサは、シリコン等を材料とした薄膜に埋めこまれたピエゾ抵抗素子の抵抗変化を利用して圧力を計測するもので、圧力がかかると薄膜がたわみ、それによっておこるピエゾ抵抗素子の抵抗変化を電圧信号として取り出します。このような電気式圧力計は、コンパクトなだけでなく、センサの変形が少ないため長期安定性に優れ、フルスケールの±0.05%という高精度な計測も可能です。
弾性圧力計には、1~3mmの位置ずれがあります。電気圧力センサの変形は数μmに過ぎません。このように機械的変形が非常に小さいおかげで、電気圧力計/センサは動的パフォーマンスに優れ、材料応力が小さく、高い耐久性と長期的安定性を実現しています。また、電気圧力計は非常に小型化して製造することができます。この他、表示が読みやすい点も利点の1つになっています。
今日の技術水準を考えるとき、正確な圧力計測の重要性は高くなる一方です。電気式圧力計は、最高でフルスケールの±0.05%の計測が可能です。機械式圧力計の場合、視誤差とバネの機械的性能限界のため、これほど精密な値を得ることはできません。デジタル表示を備えた電気式圧力計は、しばしば0.001、1,000分の1レベルの分解能を有しています。
測定方法について
測定可能です。測定値は絶対値として表示されるため(例)-15hPaのようには表示されません。
(例)15hPaとして表示されます。マイナス符号がついている場合は、シリコンホースのつなぎ方が反対です。