湿度計(温湿度計)

厳しい条件が求められる現場にこそ、業務用・高精度なTestoの湿度計を

湿度は最も重要な測定パラメータの一つです。それぞれの用途に応じて、多彩な機能のプローブを湿度計に付けられます。Testoでは簡易な湿度計はもちろん、温湿度計、多機能測定器、ソフトウェアを搭載した湿度データロガーなど、非常に豊富な種類の機器を取り揃えています。

ベストセラー:
testo 623

卓越した性能:Testo湿度計

Testo湿度計は、あらゆる面で優れた性能を発揮します。

  • いずれの湿度計も、長期安定性に極めて優れた湿度センサを搭載。
  • 込み入った環境でも湿度の測定が可能な、内蔵型/外付型高感度プローブ。
  • バックライト付きの大きなディスプレイを備えた、堅牢でコンパクトなボディ
  • 産業分野、研究室、高湿度な環境など過酷な現場に適応できる特殊技術を採用

 

湿度計と温湿度計、相対湿度とは

 

業務用の湿度計には温度計機能が含まれるため、温湿度計と呼ばれます。 相対湿度の測定には温度測定が必要なことが理由です。そのため、業務用・産業用で湿度計をお求めの場合は温湿度計を探す必要があります。

湿度のみを測定できる測定器 (毛髪湿度計など) を「湿度計」と呼びます。温度センサ・湿度センサの両方がついており、温度・湿度の両方が測定できる測定器のことを「温湿度計」と呼びます。

相対湿度は英語ではRelative Humidityと表記され、テストーの仕様データでは50% rHと表記されています (%RHとも表記されますが違いはありません)。相対湿度は「現在の気温で水蒸気が飽和状態になったと仮定した時の水蒸気圧と実際の水蒸気圧の割合(%)」です。

相対湿度は以下の式で求められます。

相対湿度 (%RH) = 現在の水蒸気圧 (Pa) / 現在の気温での飽和水蒸気圧 (Pa)

飽和水蒸気量は温度によって変動するので、温度と湿度を同時に測定し湿度値を補正することにより精度の高い湿度測定値が得られます。

 

テストーの湿度計は電子式湿度計

 

テストーの取り扱う温湿度計の多くは、高分子膜湿度センサを採用しています。導電性高分子膜の電気的特性が、水の吸脱着によって変化することを利用しており、電気抵抗の変化を検出する抵抗式と静電容量式の2種類がありますが、テストーは静電容量式を採用しています。

種類が異なる3つの温湿度計

ポータブル温湿度計

 

瞬時測定または短時間記録

温湿度ロガー・モニター

 

自動で測定値を長時間記録・モニター(記録機能なし)

温湿度変換器

 

電気信号出力 (工場プロセス・機器組み込み向け)

Testo湿度計ならあらゆる用途に活用できます

温湿度計

湿度計

露点と湿球温度も演算します。
 

湿度測定機能搭載赤外線温度計

湿度計
4点レーザーと50:1のスポット比により、離れた場所からでも正確に測定。

接続式プローブ搭載測定器

湿度測定
一台で湿度以外の空気関連パラメータが測定可能。
 

スマートフォン操作による湿度計

接続可能なプローブ付き空気湿度計
高速、デジタル、高効率、モバイルアプリケーション。

湿度プローブ

空気測定
多彩なプローブを取り揃え、あらゆる湿度測定にお応えします。

正しい湿度計で、効率の高い測定を

Testo湿度計の測定内容

湿度計は空気中の水蒸気含有量を検知します。空気が温まるにつれて水蒸気の量が増え続け、最大湿度に達するまで湿度は上昇します。

  • 相対湿度は最も一般的に測定される項目です。相対湿度は含有できる湿度の限界に対して、空気中にどの程度の水分を含んでいるのかを表しており、パーセント (%RH) で示されます。例えば相対湿度 30 %RH~65 %RH が、快適な空気環境の範囲であるとされています。
  • 一方、絶対湿度は乾き空気1 m³中に含まれる水蒸気の質量をグラムで表し (g/ m³)、例えば乾燥プロセスを記録するための除湿作業などで用います。
  • 湿度には露点も含まれます。露点は空気を徐々に冷やし、空気中の水蒸気が凝結した時の温度で表されます。その空気が露点を下回ると、水蒸気が凝縮水へと変わります。

株式会社テストー

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用途に合わせた湿度計の選び方

環境計測、コールドチェーン、産業分野の湿度測定、クリーンルームなど、湿度計に求められる条件はさまざまです。市販の湿度計が適切なのか、厳しい環境で確実な結果が得られる高度な装置が適していのか、測定のタスクによって異なってきます。必ずしも、他モデルよりも高性能なものが理想的な湿度計になるとは限りません。ユーザーの目的に適った湿度計こそが、最適な一台であると言えます。

  • 快適度:快適度は、暖房システムや換気装置の調整における重要な要素です。熱的快適性のモニタリングでは、相対湿度と温度が決定的なパラメータとなります。室内の相対湿度は 30 %~65 % の範囲であることが必要です。
  • カビの発見:カビは必ずしも建材の傷みで発生するわけではなく、正しく換気を行っていないことが原因にもなり得ます。カビ測定にはハンディ温湿度計か、湿度画像測定モード搭載の赤外線カメラが適しています。露点演算機能を搭載した湿度計も、結露が発生する恐れのある場所を特定できます。
  • 長時間測定:保管業務や快適度の評価において、長時間にわたる湿度測定には重要な意味があります。長期的なデータ測定には、Testo湿度ロガー をお勧めします。高精度な長時間測定を実行し、湿度データを記録します。
  • 材料水分:保管や乾燥を行う場所の管理には、Testo材料水分計  が便利です。スリム&高性能のニードルで、建材と木材の水分含有量を計測します。湿度計も付いたモデルも揃っており、高い湿度が発生する原因を早期に発見できます。
用途に合わせた湿度計の選び方
室内の湿度管理における注意点

室内の湿度管理における注意点

室内の湿度はさまざまな要素で変化します。長期的に最適な湿度を維持するには、以下のような関連事項に気を付けてください。

  • オフィス内にいるスタッフの数など、湿度を上げる要因。
  • 換気の頻度や取り入れる外気の湿度・温度の高さ。
  • 壁材や内装の吸湿性。
  • 外構部材による水分移動。

より精度の高い測定結果を得るための、湿度計の使い方

Testoの湿度計は、簡単な操作で精度の高い測定結果が得られますが、湿度計の性能を最大限に発揮するためにも、以下のヒントを参考にしてください

  • 冷たい場所からは距離を置いてください。
  • プローブは室内の中央で、60 cm程度の高さに合わせて測ってください。
  • 測定中の湿度計を軽く振ると、調整時間を短縮できます。
  • センサに息がかからないようにしてください。息の温度で正しい測定結果が得られなくなる可能性があります。
より精度の高い測定結果を得るための、湿度計の使い方

バリエーション豊かなTesto湿度測定器

バリエーション豊かなTesto湿度測定器

データロガーを使用した湿度測定

倉庫、オフィス、家庭 - 室内の湿度を正確に測りたい場合は、高精度なTesto湿度ロガー が最適です。美術館や図書館などの公共施設に便利な小型データロガーもご用意しています

材料水分

建材や木材の水分含有量の測定は、さまざまな分野の日常業務に含まれています。信頼性の高い材料水分計 を使用することで、カビや建材の傷み、保管ミスがあった木材などを特定できます。

湿度センサ搭載赤外線温度計

湿度測定機能付き赤外線温度計 なら、接触不要で温度と湿度の測定が可能。露点演算などを搭載したモデルもご用意しています。


多機能測定器

湿度以外の室内空気に関するパラメータも検知・記録・分析できる測定器として、Testo多機能測定器 をお勧めします。空調システム、換気装置の調整や、空気の質をモニタリングするために必要なすべての測定項目が、一台の測定器で完結します。お客様の要件に合わせたプローブをご用意いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

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