建物診断の心強いサポートツール

 現在の建物の状況を確認したり、欠陥箇所を効率よく特定するために、日本国内では施工前のインスペクションが活用されています。診断時には赤外線サーモグラフィが使用されており断熱性能の評価や、漏水箇所、外壁剥離箇所を検知するために活用されています。

testo 883 reference

漏水診断では細い雨漏り箇所は高画質のカメラでないと検知が難しい。
地上から2、3階を診断するのに望遠レンズが好ましい。

testo 883 experience

外壁診断では広い面積を診断します。
高画質且つ負担が少ない軽量・小型のカメラが好ましい。

 


testo 883の特長  ~高画質熱画像とプロ向けレポート機能~

赤外線サーモグラフィを使用すると、肉眼では見えない温度差を可視化することができます。断熱診断、漏水診断、外壁診断の分野において、高画素320x240、温度分解能0.04℃のサーモグラフィtesto 883は広く活用可能です。 さらにtesto IRSoftで診断後の画像編集と、フォーマットにもとづいたレポートの作成が可能です。

赤外線サーモグラフィtesto 883は、画素320×240ピクセルの高画質カメラです。さらに超解像testoSuperResolution機能を使用して640x480ピクセルの画像を保存することも可能です。

温度分解能(センサの熱検出性能)<40℃で、微細な温度変化の検出が可能です。

無料ソフトウェアtesto IRSoftのレポートウィザードを使用すると、ガイドに従って簡単に専門的なレポートを作成することが可能です。ソフトウェアに予めいくつかのレポートテンプレートが入っており、レポートのレイアウトをデザインする必要はありません。(カスタマイズも可能です)

建物診断での用途

断熱診断および外壁診断
構造的欠陥の検知
漏水診断
暖房設備診断
温水床暖房リーク診断

testo 883のさらなる利点

スケールアシスト機能
~夏季/冬季のスケール設定を最適化~

スケールアシスト機能は、屋内温度と外気温を入力(手動入力またはtesto 605iと連携)することで、自動的に最適なスケーリングに調整します。 空(-20℃)の映り込みによるスケール変動で建物の温度が見づらくなってしまうことを防ぎます。

testo Thermography App
~スマートに熱画像を管理~

モバイルアプリ testo Thermography App (android/iOS対応)を使って、現場で熱画像をすばやく分析、チームやお客様にレポートを送信。


Testo humidity mode

湿度モード
~結露・カビリスクを診断~

湿度モードは、表面の湿度が高くカビが発生する可能性がある箇所を、信号機の色(緑/黄/赤)で表現します。室内温度・湿度を手入力(またはtesto 605iと無線連動)するとその値から表面付近の湿度を演算表示します。

Testo telephoto lens

交換可能な望遠レンズ

 遠方の対象物も測定可能な2.5倍望遠レンズと標準レンズを現場で簡単に交換可能。

Focusing the lens

手動フォーカス

手動フォーカスは測定対象物の距離に応じて、ピント調節ができます。固定フォーカスと比較するとどの距離でもシャープな熱画像の撮影が可能です。