サーモグラフィとは
サーモグラフィとは一言で表すと「物体から放射される赤外線を温度値に変換し、『熱画像』として可視化する装置」です。非接触温度計の一種であり、温度分布を画像で可視化する機能を持つ測定器で、様々な用途で使用されています。
サーモグラフィ(thermography)の語源は、「thermo / thermal = 熱の」+ 「graphy = 記録法」= 「thermography = 熱を記録する装置、熱像記録法」に由来します。
なお、同様に赤外線を測定して、画面上に測定エリアの温度平均値をデジタル表示する測定器がありますが、これはサーモグラフィではなく、一般的に放射温度計と呼ばれています。
サーモグラフィは温度分布を画像で直感的に読み取ることができる測定器ですが、接触式の温度計と比較するとその仕組みは複雑です。
このページではサーモグラフィについて解説します。