美術館や博物館では、歴史的な芸術品や工芸品を人々に公開しながらも、後世へ受け継がれるように保護するという点で難しく重要な役割を担っています。展示品を温湿度の影響によるダメージから保護するために、図書館と同様、展示室や保管庫の温湿度をモニタリングすることは今や世界各国でのスタンダードとなっています。
しかしながら、温湿度の測定や記録データの呼び出しには、多くの手間と時間がかかっています。無線温湿度データロガー testo Saveris 2 は、わずかな手間だけで、展示室や保管庫の温度や湿度を自動的にかつ確実にモニタリングします。
美術品の展示・保管における温湿度管理
課題
温湿度環境のモニタリング
- 展示室、ガラスケース、保管庫といったさまざまな場所の温湿度管理
- 美術館・博物館利用者からの保護
- 美術工芸品の経年劣化の抑制
解決策
The testo Saveris 2 システム
- 無線LANやルーターを使用すれば、データロガーの設置場所を自由に選択
- 測定データをクラウドのデータベースへ自動送信、保存
- Webブラウザでいつでもデータ閲覧が可能 – スマートフォンやタブレットにも対応
- しきい値超過時のアラーム通知
導入メリット
testo Saveris 2 なら
- 確実な自動温度モニタリング
- データロガー本体からのデータ収集不要
- どんな場所からでもWebブラウザよりデータ閲覧が可能
- アドバンスライセンスによる高度なデータ管理機能
使用目的に合ったライセンスをお選びいただけます
Choose the scope of function which suits you
初めてご使用になる場合: ベーシックライセンス
- クラウドへのアクセス料が無料
- 測定間隔が15分固定
- e-mail によるアラーム通知
より高度な設定でのご使用の場合: アドバンスライセンス
- 複数の場所での測定データを比較参照
- 任意での測定間隔の設定が可能任意
- データロガーのグルーピング機能
(例: オフィスと製造現場でグルーピング)
Our offers for museums and archives
ガラスのショーケース内の温湿度モニタリングには、ケーブル付の温湿度センサを接続して使用する testo Saveris 2 H2 (温湿度) をお奨めします。展示室や保管庫での温湿度モニタリングには、温湿度センサが内蔵された testo Saveris 2 H1 (温湿度) をお奨めします。
testo Saveris 2 は美術館や保管庫でどのように役立ちますか?
温湿度記録にかかる時間や手間を削減します。
無線温湿度データロガー testo Saveris 2 は、手間をかけずにデータを自動収集します。専用の記録紙なども必要なく、ペーパーレスで温湿度を一元管理できます。