産業、科学、研究の分野で、極めて重要な測定パラメータの一つが温度です。高い精度が求められる場所には、赤外線温度計 (放射温度計、パイロメーターとも呼ばれる) の使用が必須です。放射温度計と中心温度計の組み合わせなら、表面温度と中心温度を同時に測ることができます。放射温度計には、このような特徴があります。
- 表面温度を素早く、かつ非接触で測定
- 手の届きにくい場所が容易に測定できる
- 測定が厳しい箇所でも正確な結果が得られる、高度な技術
- 信頼性の高い温度計
産業、科学、研究の分野で、極めて重要な測定パラメータの一つが温度です。高い精度が求められる場所には、赤外線温度計 (放射温度計、パイロメーターとも呼ばれる) の使用が必須です。放射温度計と中心温度計の組み合わせなら、表面温度と中心温度を同時に測ることができます。放射温度計には、このような特徴があります。
放射温度計は応用しやすく、さまざまな用途に使える温度計ですが、放射率と距離/測定ポイントには注意が必要です。放射温度計を正しく使用できるよう、Testoでは測定器ごとに放射率チャートを用意しています。放射率はチャートを使って楽に設定することができます。そして、測定対象からの距離も大きな意味を持っています。正確な結果を得るため、先端をできるだけ離し、測定ポイントの全体に測定対象が収まるようにしてください。測定対象から遠ざかるほど、測定ポイントは広くなります。
何よりも重要な点は、正しい放射温度計を選ぶことです。そのため事前にこの種の温度計に求める要件を明確にしておきましょう。測定したいのは表面温度なのか、もしくは中心温度も一緒に測りたいのかを決めるだけでも構いません。後者であれば、放射温度計と中心温度計が一つになっているタイプを選ぶことをお勧めします。また、データをモバイル端末に送信したいかどうかも重要なポイントです。Smart Probes は測定器から取得したデータを、専用アプリ testo Smart App でワイヤレス送信することが可能です。データは図または表形式に対応しています。
放射温度計での測定には、以下の条件も関係します。
日常の場面やビジネス、産業の場でサーモシールを見かけることはそれほど多くありません。サーモシールを測定対象にさっと貼り付ければ、表面温度に応じて色が変わるため使い方は非常に簡単です。
シールにはさまざまなタイプがあり、あらゆる用途に合わせて選べます。とはいえ、非接触式測定で正確な結果が得られる革新技術を搭載した放射温度計の方が、遥かに幅広く用いられています。
正確な測定結果が得られる一方、スマートフォンでのデータ処理が可能な測定器をTesto ではご用意しています。Smart Probesセットは各種温度計とその他の測定器が使用でき、測定データはスマートフォンの専用アプリで送信できるため、いつでもデータの確認が可能です。
赤外線カメラも放射温度計として使用され、機械装置や制御キャビネットの熱源を検査するのと同様に冷橋を検出します。