スマート温度計なら、室内温度がモバイル端末で測定できます。スマート温度計は測定場所を問わず温度を感知して値をスマートフォンに送信するため、どこでもデータを確認することができます。測定ポイントが複数に点在していても、操作が可能です。ワイヤレスで温度データの操作ができる機種には testo 115i、testo 805i、905i などがあり、スマート温度計の制御装置を反映するモバイル端末は、重要なアクセサリーとなります。データの取得、保存、評価は専用アプリで行い、スマート温度計のデータに加え、空調システムなどで個々のパラメータを分けて計算することも可能です。
スマート温度計には、次のようなメリットがあります。
スマート温度計なら、狙ったデータを確実に取得できます。温度やその他のパラメータに関するデータは、ワイヤレスでスマートフォンに送信されるため、簡単に確認ができます。数値は表または図で表示でき、温度の変化がすぐにわかります。何らかの対処が必要かどうかが一目で分かるスマート温度計が、面倒なデータの比較作業から解放します。例えば冷蔵倉庫の温度が上昇したら、ただちに対処が必要です。迅速で明確、かつ頻繁に測定結果が提供されなければ、設備に生じた不具合に気が付くまでに時間がかかりすぎてしまいます。スマートフォン対応温度計なら異常をすぐに検知でき、 測定データと評価をPDFかExcel形式の測定レポートとして作成・送信できます。
また、レポートは他のチームメンバーやメンテナンスサービスと共有することができ、モバイル端末からそのままEメールで送信することが可能です。専用アプリと連携したスマート温度計は、時間の節約とエラー防止、精度の高い測定結果と評価でユーザー全員にメリットをもたらし、業務の効率向上に貢献します。
スマート温度計専用アプリのシステム要件は、次のとおりです。
スマートフォンとTesto専用アプリを使用できる測定器はスマート温度計だけではなく、湿度、圧力、流量の測定と評価も可能です。他には高圧測定および差圧測定、風速、風量も測定できます。環境や冷暖房の分野での作業には、関連する測定器がすべて入った各種セットが便利です。スマート温度計もセットの中の一部であり、他に湿度計、熱線式風速計、ベーン式風速計が含まれます。これらの実用的なセットは日常業務での使用を想定しており、空調システムや暖房システムに必要なすべての測定器がそろっています。測定器はすべてスマートフォンでの操作に対応しており、測定値をワイヤレスで確認することができます。
Smart Probesのモバイル測定器で、作業の自由度が高まります。スマートフォンやタブレット端末で測定器を操作でき、しかも測定器はケースに収納して持ち運びできます。スマート温度計などの測定データは無料のtesto Smart アプリでいつでも送信可能です。
モバイル端末で読み出したデータは、レポートを作成して送信できます。アプリにはスマート温度計をは始めとする各種測定器に使える実用的なメニューが多数あり、それぞれの分野でより安全かつ効率的に使用するための多彩な特殊機能も揃っていて、モバイル端末が測定と制御の中核となります。
iPhone でスマート温度計を使用するには、iOS 10 以上が必要です。もちろんワイヤレス・非接触で温度の測定ができ、特に極端な高温や低温の領域に気が付きやすくします。スマート温度計が極めて高感度であることから正確な測定と評価ができ、異常の発見や機能のモニタリングが容易になります。
スマート温度計で温度の変化を測る一方、iPhone 湿度計では湿度を測定します。さらに室内空気温度を同時に測定できるだけではなく、露点も自動的に計算し、湿球温度を割り出します。測定範囲は相対湿度0～100％および温度-20℃～+60℃です。testo Smart 専用アプリと組み合わせることでスマート温度計と湿度計が一体となり、測定値の判定がより簡単・効率的、かつ高精度になります。
