気流試験と換気回数

クリーンルーム内の空気の清浄度は、多段階のフィルタリングと豊富な風量によって確保されています。クリーンルームで通気および換気を行う方法に応じて、2種類の基本的なクリーンルームシステムがあります。乱流または低乱流が使用されます。非一方向流によるクリーンルームでは、フィルタリングされたクリーンな空気が乱流を起こしながらクリーンルームに流入し、「混合空気」が排出されます。これにより、粒子濃度が常に希釈され続けます。換気回数を高めるには、クリーンルームクラスISO 1~ISO 5の層流クリーンルームが必要になります。この場合は、連続した一方向流が使用されます。そのため、風速、総風量、および計算された換気回数がクリーンルームの重要なパラメータになります。DIN EN ISO 14644-3では、乱流および低乱流の測定を行うためのルールが定められています。

  • クリーンルームの風速と風量を測定することで、室内空気品質に関するガイドラインと規約を遵守
  • 総風量を基に混合空気の乱流があるプラントの換気回数を判断
  • DIN EN ISO 14644:2005 Part 3に準拠した測定技術

気流測定のための特別な測定器

風量

各エアフィルタまたはエア供給吹出口から放出される空気をすべて捕らえる風量フード(キャプチャーフード)を使用して風量を測定します。

  • DIN EN ISO 14644-3に準拠して風量を測定する、天井吹出口用風量フード
  • 独自のフローストレーナーにより、回転式ファンの吹出口での正確な測定を実現
  • 換気回数の計算とレポート作成

風速

高精度な測定器を使用して、ダクト内または換気口で風量を正確に測定し、換気回数を計算して、すべての風量パラメータを文書に記録していただけます。

  • 熱線式風速計およびベーン式風速計に関するDIN EN ISO 14644-3の要件に準拠
  • 換気ダクト内または天井の通気口で風速と風量を正確に測定